【フィナステリド(プロペシア錠)とは】治療効果と副作用から取り扱いの注意点までを解説

フィナステリドは、AGA(男性型脱毛症)治療用の内服薬(飲み薬)として世界各国で用いられています。日本では、先発品として認可された、MSD株式会社の「プロペシア錠」が有名ですが、2015年にプロペシア錠の特許期間が満了になったため、より安価なジェネリック医薬品も各社から販売され始めています。
フィナステリドは「医療用医薬品」に分類され、医師の処方がなければ購入・使用が出来ない薬です。さらにこの薬は、明らかな発毛効果が医学的に証明されている一方で、添付文書には性機能不全などの副作用や女性の使用に関する重要な注意事項が記載されており、使用する際には十分な注意が必要です。
現在国内でAGA治療の内服薬として認可され、実際に使用されているのは「フィナステリド」と「デュタステリド」の2種類です。「デュタステリド」は日本では2015年に認可されたばかりの新しい薬です。ここではAGA治療用内服薬としての歴史が長い「フィナステリド」について、効果と副作用に加えて、外用薬「ミノキシジル」との併用についてや、ジェネリック医薬品情報、輸入薬の使用に関しての情報なども含めて詳しく解説をしていきます。

Ito
伊藤恭太郎 医師監修
日本救急医学会救急科専門医

目次

  1. 01プロペシアの有効成分「フィナステリド」による発毛効果のメカニズム
  2. 02フィナステリドの副作用
  3. 03その他の注意すべき点
  4. 04女性や未成年がフィナステリドを飲んではいけない理由
  5. 05外用薬「ミノキシジル」との併用について
  6. 06フィナステリドのジェネリック医薬品について
  7. 07海外の薬(フィンペシア、フィナロなど)の輸入について
  8. 08まとめ

プロペシアの有効成分「フィナステリド」による発毛効果のメカニズム

ここがポイント!

  • フィナステリドは、薄毛を引き起こす男性ホルモン(DHT)を作る酵素の働きを抑える
  • DHTが減ることで、短くなっていた髪の毛の成長期が再び長く戻り、発毛効果が得られる

まずは、AGA治療薬「プロペシア錠」の有効成分「フィナステリド」による発毛効果のメカニズムについて、簡単に確認をしましょう。

フィナステリドは「プロペシア錠」の有効成分

「プロペシア錠」は、MSD株式会社によるAGA治療用内服薬の商品名で、一般名は「フィナステリド(Finasteride)」です。
薬の名前は1つだけではなく、「一般名」「商品名」「化学名」など、いくつかの名前が付けられています。
「一般名」とは、添付文書に記載されている薬の有効成分で、世界共通です。一方「商品名」は、薬を販売する際に企業が付ける名前です。ちなみに、フィナステリドの化学名は「(-)-N -tert-Butyl-3-oxo-4-aza-5α-androst-1-ene-17β-carboxamide」
というもので、これはフィナステリドの化学物質名です。

フィナステリドによる発毛効果のメカニズム

薬には複数の名前があると分かったところで、次はフィナステリドという薬の効果について簡単に確認をしましょう。
AGAの症状である「前頭部や頭頂部の薄毛」を引き起こす原因物質は「ジヒドロテストロン(DHT)」という男性ホルモンです。「DHT」は、男性ホルモン「テストステロン」が「2型5αリダクターゼ」という酵素の働きを受けて変換された物質で、前頭部と頭頂部の髪の毛に作用すると、毛の成長期を短くして薄毛を引き起こします。
「フィナステリド」は「2型5αリダクターゼ」の働きを邪魔をすることで、作られるDHTの量を減らす作用を持つ薬です。DHTが減ると、短くなっていた髪の毛の成長期は再び正常な長さになり、AGAの症状は改善されていきます。これが、フィナステリドによる発毛効果のメカニズムです。
フィナステリドや他のAGA治療薬の作用については「AGA治療薬の効果と副作用|主な2タイプの薬とジェネリック薬情報や値段、通販や輸入薬などについて解説」も併せてご参照ください。
AGA治療薬の作用
また、「DHT」という原因物質について詳しくは「AGAを引き起こす男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」とは~男性ホルモンに共通の役割とDHTの特徴からAGA治療薬がDHTを減らす作用の仕組みまで解説」をご参照下さい。

参考

脱毛症診断チェック

フィナステリドの副作用

ここがポイント!

  • 主な副作用は「性欲減退」「勃起機能不全」などの性機能不全
  • 重大な副作用である「肝機能障害」が疑われた場合にはすぐに医師に連絡をしましょう
  • まれに「じんましん」「うつ症状」「めまい」なども起こり得る
  • 病気による受診や健診などの際には、フィナステリドを内服していることを医師に伝えましょう

フィナステリドはAGA治療おいて有力な薬の1つですが、薬である以上、副作用は存在します。ここでは、フィナステリドの「副作用」について解説をしますので、1つずつ確認をしていきましょう。

主な副作用と発症の確率

フィナステリドの主な副作用は「性欲減退」「勃起機能不全」などの性機能不全です。
プロペシア錠の添付文書(薬に関する情報が記載されている文書)には、副作用が発症する確率について記載されています。添付文書によると、日本国内で、薬の承認のために行われた最初の評価試験において、フィナステリドを飲んでいる人のうち「性欲低下(リビドー減少)」が1.1%に、「勃起機能不全」が0.7%に認められたとのことです。
性機能不全は、薬の服用を中止しても続いたという報告があります。米国ではこれを問題視した医師たちにより「ポストフィナステリド症候群財団」が立ち上げられ、フィナステリド服用後の後遺症に関する研究が行われています。

その他の副作用

性機能不全以外の重大な副作用として添付文書に挙げられているのが「肝機能障害」です。この副作用は、国内の評価試験で現れたものではなく、海外からの報告や、医療関係者および一般使用者からの自発的な報告(自発報告)により分かったものなので、発生頻度は不明ですが、健康に大きく悪影響を及ぼすものです。薬を飲んでいる人は、血液検査などで肝機能に関する数値に異常が出るなど、肝機能障害が疑われた場合、直ちに医師に相談してください。

また、同じく海外からの報告や自発報告により、まれに「かゆみ」「発疹」「血管浮腫」「じんましん」「抑うつ症状」「めまい」「乳房肥大」なども起こり得ると分かっています。薬を使用していて、体にこうした異常を感じた場合には、直ちに内服を中止して医師に相談するようにしましょう。

子作りに影響すると考えた方が良いのか

フィナステリドの副作用で、性機能不全が起きている場合には、夫婦生活や子作りにも影響する可能性があります。子どもを持とうと計画している場合には、薬を中止するという選択が必要になる場合もあるため、一度医師に相談してみると良いでしょう。

長い期間服用する薬ですが、副作用はとても少ないです。EDになるのか心配される方も多いのですが、性欲低下の副作用が2%しか確認されていませんので心配は少ないかと思います

その他の注意すべき点

フィナステリドを飲んでいると、薬の影響で、前立腺がんの血液検査で調べる「前立腺特異抗原(PSA)」の数値が約半分に低下します。したがって、フィナステリドを飲んでいる人は、検査の値を2倍にして考える必要があります。
PSAは「前立腺がん」があると血中濃度が上昇する、前立腺がんマーカーです。前立腺がん診療ガイドラインによると、血中のPSAの基準値は4.0ng/mL未満で、これを超えると異常値と判定され、前立腺がんの可能性があるとしてさらに詳細な検査に進みます。このとき、もしもフィナステリドを飲んでいる人が、検査の際にそのことを伝えていなかったとすると、本来であれば異常値であるはずの数値を見逃してしまう可能性があります。
こうした理由により、がんを見逃さないためにも、前立腺がんの検査を受ける場合には必ずフィナステリドを内服している旨をを申し出てください。
さらに、プロペシア錠を内服している人は献血の制限もあります。献血の問診票には「1カ月以内にプロペシア錠を飲んだか」を問う項目があるため、うっかり献血をしてしまうという事態は防げるようになっています。

このように、プロペシア錠を飲んでいる人は、医療上いくつか注意すべき点があるため、病気による受診や健診などの際には、その旨を必ず自己申告するように習慣付けておくと安心です。

参考

脱毛症診断チェック

女性や未成年がフィナステリドを飲んではいけない理由

ここがポイント!

  • 女性と未成年に対してはフィナステリドの安全性と有効性が確認されていないため、使用が禁止されている
  • 男児を妊娠している女性がフィナステリドを取り入れると、男児の生殖器の発育に影響が出る恐れがある

フィナステリドは、発毛効果の高い治療薬であるにも関わらず、女性と未成年への使用が禁止されています。ここでは、その理由について解説をします。

女性が飲んではいけない理由1:安全性と有効性が確認されていない

今のところ、女性のフィナステリド服用が許可されていない理由は2つあります。
1つ目は、フィナステリドは、女性を対象とした安全性と有効性の評価試験が行われていない薬だからです。薬は、安全性と有効性が確認されたもののみ使用が許可されるのです。
有効性については、単に「まだ試していない」というだけではなく、薬の作用メカニズムの面からも、使用を踏みとどまっている理由があります。先ほどお話ししたように、フィナステリドはAGA発症の原因となる「DHT」を作る酵素の働きを邪魔する薬です。つまり、AGAの原因がはっきりとDHTである場合には有効です。しかし女性のAGAの原因はまだ明らかにDHTであるとは証明されていません。そのため、今のところフィナステリドの使用は男性のみに制限されています。

女性が飲んではいけない理由2:おなかの赤ちゃんに影響する可能性

女性のフィナステリド服用が許可されていない2つ目の理由は、妊娠中のおなかの赤ちゃんへの影響の可能性です。男の子を妊娠している女性がフィナステリドを内服すると、赤ちゃんの生殖器などが正常に発育しない可能性があると考えられているのです。
フィナステリドは皮膚からも吸収される薬なので、妊婦さんは直接薬の成分に触れないよう注意が必要です。薬の表面はコーティングされているので、分割したり砕いたりしなければ有効成分に触れる危険性はありません。知らないうちに妊婦さんがフィナステリドに触れてしまう事故を防ぐためにも、フィナステリドを飲んでいる人は「錠剤を分割したり、砕いたりして飲まない」ようにしましょう。これは薬の添付文書にも重要な基本的注意として記載されています。

未成年が飲んではいけない理由

未成年に対しても女性と同じく、薬の安全性と有効性が現在のところ確認されていないため、フィナステリドの服用は禁止されています。

飲み続けると女性化する可能性はあるのか

プロペシア錠の添付文書によると、その他の副作用に「乳房肥大」と記載されています。まれではありますが、男性であっても薬を飲むことで、女性のように胸が膨らむ副作用が現れる可能性があるようです。このような症状が現れた場合には、直ちに主治医に相談をしましょう。

参考


外用薬「ミノキシジル」との併用について

ここがポイント!

  • AGAの診療ガイドラインにはフィナステリドとミノキシジルの併用について記載がない
  • フィナステリドとミノキシジルの併用で、安全性について問題が生じたという報告はない
  • フィナステリドとミノキシジルは作用のメカニズムが違うため、併用は治療効果を高めると考えられている
  • しかしそれを証明した論文はまだないため、今のところはあくまで仮説

AGAの治療薬には「内服薬」の他に「外用薬」があり、両者を併用して治療する場合もあります。外用薬の有効成分は「ミノキシジル」で、日本で製造販売が許可されているのは、今のところ大正製薬株式会社の「リアップ」シリーズのみです。ここではフィナステリドとミノキシジルの併用について解説をします。

フィナステリド+ミノキシジルで治療する場合もある

日本皮膚科学会によるAGAの診療ガイドライン(2010年版)には、フィナステリドとミノキシジルの併用に関する記載はありません。一方で、フィナステリドとミノキシジルの併用で、安全性について問題が生じたという報告は今のところありません。そのため、国内で「ミノキシジル」と「フィナステリド」を併用して治療している医療機関は複数あります。具体的な治療方法については、病院の皮膚科、脱毛症専門外来、AGA専門のクリニックなど、自分が実際に受診する医療機関に問い合わせましょう。

単剤と併用で効果や副作用に違いはあるのか

フィナステリドの内服だけで治療した場合と、フィナステリドとミノキシジルを併用して治療した場合の効果や副作用を比較した論文報告は、今のところありません。
先ほどお話ししたように、フィナステリドはAGAの原因物質である「DHT」を抑えることで、発毛効果をもたらします。一方ミノキシジルは、毛を作る「毛母(もうぼ)細胞」を増やす作用と毛細血管を拡張して血流を改善する作用により、発毛効果をもたらします。このように2つの薬は作用のメカニズムが違うので、併用することで相乗効果が得られると考えられてはいますが、その効果はまだ証明されていません。

ミノキシジルについて詳しくは「【ミノキシジル(リアップ)の治療効果と副作用】AGA外用薬の基本からフィナステリド(プロペシア)との併用、ロゲインやタブレットの使用まで」をご参照ください。

参考


脱毛症診断チェック

フィナステリドのジェネリック医薬品について

ここがポイント!

  • フィナステリドのジェネリック医薬品は、各製薬会社から「フィナステリド」という名前で販売されている
  • ジェネリック医薬品は、先発品であるプロペシア錠の7~8割程度の価格で購入できる

2005年に日本で初めて認可されたAGA治療薬としての「フィナステリド」の内服薬は、MSD社(旧萬有製薬)製造・販売の「プロペシア錠」という商品です。そこから10年が経過した2015年に「プロペシア錠」の特許期間が満了となり、複数の製薬会社から、フィナステリドのジェネリック医薬品の販売が開始されました。ここでは、フィナステリドのジェネリック医薬品について紹介をします。

ジェネリック医薬品とは

ジェネリック医薬品(後発品)とは、「新薬(先発品)の特許期間が満了となった後に製造・販売される、先発品と同等の効果が認められる薬」です。先発品のように、薬の研究開発に莫大な費用が掛かることはないため、先発品よりも価格を安く抑えることが出来ます。

ジェネリックは「フィナステリド錠」

プロペシア錠の特許期間が満了となったのをきっかけに、各製薬会社から「フィナステリド錠」という名前で、ジェネリック医薬品の製造・販売が開始されました。次のように、それぞれ、フィナステリド錠という名前の後に、自社の名前を付けて商品名としています。

〇フィナステリドのジェネリック医薬品
・フィナステリド錠0.2mg/1mg「ファイザー」
・フィナステリド錠0.2mg/1mg「サワイ」
・フィナステリド錠0.2mg/1mg「トーワ」
・フィナステリド錠0.2mg/1mg「クラシエ」

ジェネリックはプロペシア錠より価格が安い

ジェネリック医薬品のメリットは、先発品よりも価格が安く経済的負担を軽減できる点です。
先発品である「プロペシア錠」とジェネリック医薬品の価格を表で比較してみましょう。

薬1カ月分の費用比較
プロペシア錠 6,000~7,000円程度
フィナステリド錠(ジェネリック医薬品) 4,500~6,000円程度

このように、ジェネリック医薬品は先発品の7~8割程度の価格で購入することが出来ます。AGAの治療は基本的に終わりがなく、継続していく必要があります。1カ月分だけで比べるとそこまで大きな差はないかも知れませんが、年間で比べると2万円~4万円程度の差が出てきます。経済的負担を少しでも軽減したい場合には、ジェネリック医薬品を検討してみると良いでしょう。

薬の費用に関して詳しくは「【AGAの治療にかかる費用】年間費用の相場を治療法別に比較~ジェネリック情報や確定申告情報も」をご参照ください。

参考


海外の薬(フィンペシア、フィナロなど)の輸入について

ここがポイント!

  • フィナステリドの個人輸入は法律で禁止されていないため、代行業者によるネット通販で購入は可能
  • しかし、治療薬の個人輸入はとても危険
  • ちゃんと受診して医師に処方してもらった薬を使用するのが安全
  • 米国では国がフィナステリドを「個人輸入すべきではない薬」として挙げている

インターネットで「フィナステリド」と検索すると、個人輸入のサイトや「フィンペシア」「フィナロ」などフィナステリドに似た名前の薬が表示されます。ここでは、海外の薬と個人輸入の危険性についてお話しします。

個人輸入して飲むのは法律的に禁止なのか

フィナステリドを個人輸入して飲むことは、法律で禁止されていません。
日本の法律では、医薬品を他者に販売する目的で輸入するには厚生労働大臣の承認・許可が必要です。ところが、販売目的ではなく、薬の量が少量であり自分で使用することを目的としている場合、一部の禁止されている医薬品以外であれば、地方厚生局に営業目的ではないという書類を提出し、税関の確認を受けた上で購入することが出来ます。これがいわゆる「個人輸入」です。この、個人輸入を代行するという形であれば、法律違反にならない範囲で、薬を輸入・販売することが可能になります。フィナステリドは個人輸入が可能な薬であるため、多くの輸入代行業者がインターネットに通販サイトを出しているのです。

法律では個人輸入は禁止されていませんが、日本で製造販売が認可されている「フィナステリド」は医療用医薬品に指定されているため、医療機関を受診し医師が必要と判断した場合にのみ処方されます。そのため、インターネットの個人輸入サイトで通販されているフィナステリドは、全て日本で製造・販売が認可されている薬ではないとしっかり理解しておいてください。

通販による輸入が危険な理由

海外の薬を輸入して使用する場合には、多くの危険性があることを心得ておかなくてはなりません。
海外で製造・販売されているフィナステリドが配合された薬を例に挙げてみましょう。インドの製薬会社によって「フィンペシア」「フィナロ」という薬が製造販売されていますが、日本ではこれらの薬の安全性が証明されておらず「認可されていない」のです。さらにこれらの薬は、日本の管理下ではなく、海外の製薬会社で作られているものです。どのような衛生環境で作られているか不透明な上に、「フィナステリド」と記載されていても、必ずフィナステリドの成分が含まれているという保証はなく、最悪の場合、にせ物が送られてくる場合もないとは言い切れません。個人輸入は薬剤師の情報提供義務がなく自己責任ですので、輸入した薬を飲んで体に不調が現れたとしても、誰も責任を負ってはくれません。病気の治療のために飲んだ薬が、かえって新たな病気を生む可能性もあるのです。

近年、個人輸入した薬による健康被害が多発しており、厚生労働省は「個人輸入において注意すべき医薬品等について」というサイトを設け、注意喚起しています。このサイト上で、フィナステリドは、米国食品医薬品局(FDA)が「インターネットなどで個人輸入すべきてはない医薬品」として注意喚起しているものとして挙げられています。

このように、薬が欲しいのに医師が処方してくれないから、あるいは病院へ行かずにこっそりと飲みたいから、インターネットでフィナステリドを個人輸入をするというのは、法律で禁止されていなくてもとても危険な行為です。「フィナステリド」による治療を受けたい場合には、必ず医療機関を受診して、医師の指示に従い正しく使用するようにしましょう。

参考


脱毛症診断チェック

まとめ

フィナステリドは、AGAの原因物質である「DHT」を作る酵素の働きを抑える作用により発毛効果を発揮しすることが医学的に証明されている内服薬で、男性のAGA治療薬として多くの国々で用いられています。女性と未成年の使用は、安全性や有効性が確認されていないため禁止とされています。特に妊婦さんは、おなかの赤ちゃんへに影響する可能性が指摘されており、薬の成分に触れないように注意が必要です。
フィナステリドの主な副作用は性機能不全であるため、子どもを設けようと考えている男性は、こうした副作用の自覚があった場合、担当の医師に相談してみましょう。また、まれではありますが肝機能障害やじんましんなども報告されていますので、少しでも体に異常を感じた場合には内服を中止して医師に相談をしましょう。
フィナステリドは日本では医療用医薬品に指定されています。個人輸入などの危険な行為は行わず、医療機関を受診して医師の診察により処方してもらうようにしましょう。

円形脱毛症・前頭脱毛症などの脱毛症でお悩みの方へ

Ito
伊藤恭太郎 医師
日本救急医学会救急科専門医

プロフィール

東北大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院および聖路加国際病院の救命救急センターにて、救急集中治療医として診療に従事。聖路加国際病院では、救急部チーフレジデントを務め、救急科専門医資格を取得。一般内科外来や在宅診療、重症患者への高度救命処置まで、幅広い分野の診療を経験。

この記事の情報の信憑性について

オンラインクリニックでは、医療従事経験者による記事編集、専任の監修医を設けることにより信頼性のある情報提供を心がけておりますが(詳細は「運営方針」をご確認ください)、ユーザーの方ご自身、またはご家族の具体的な医療上の問題を解決する必要がある場合には、医療機関へ相談されるか、または受診をするようにしてください(詳細は「利用規約」をご確認ください)。

記事についてのお問い合わせ