コーヒーは◯杯飲むと死亡リスクが下がると研究所が発表

ここでは、コーヒーの杯数と死亡リスクの関連性についてみていきましょう。

目次

  1. 01年齢別では40~50代がコーヒーを最も飲む
  2. 02「1日にコーヒー3~4杯で死亡リスクが低下する」と発表
  3. 03まとめ

あなたは1日何杯のコーヒーを飲んでいますか


あなたは、1日にコーヒーを何杯飲んでいますか。

会社だけでなく、家庭や外出先のカフェなど、コーヒーを毎日飲んでいるという方も多いのではないでしょうか。

日本コーヒー協会が実施している「コーヒーの需要動向に関する基本調査(2016年)」によると、1週間あたりのコーヒー杯数は、なんと「平均11.09杯」という結果が出ています。
1日に換算すると1.58杯ですから、少なくとも1日に1杯以上飲んでいる方が比較的多いことがわかります。

あなたに合わせた生活・食事指導で高血圧改善

年齢別では40~50代がコーヒーを最も飲む


先ほどの調査結果を、年齢別にみてみると40代〜50代が最も多いという結果が出ています。

<年齢別 一人一週間当たり杯数(2016年)>


中・高校生 2.81 1.58
18~24歳 6.16 5.09
25~39歳 11.19 8.51
40~59歳 14.04 14.40
60歳以上 12.86 11.19

参考: 日本コーヒー協会「コーヒー需要動向に関する基本調査」

コーヒーの効果については、インターネットメディアで「リラックス作用がある」「ダイエット効果がある」「美肌効果がある」など、様々な情報が飛び交っています。たしかに、これらの効果が得られる可能性は否定できませんが、カフェインを多く含んでおり、飲み過ぎも心配になるところです。

「じゃあ、コーヒーは1日に何杯程度飲めばいいの?」

「1日にコーヒー3~4杯で死亡リスクが低下する」と発表

国立がん研究センターの予防研究グループは、2015年に「習慣的コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連」についての研究報告を発表しました。
結果として、コーヒーをほとんど飲まないと回答した人達を基準とすると、コーヒーを1日3~4杯飲むと回答したグループの方が、24%も死亡率が低いことがわかりました。

つまり統計上は、
「コーヒーを飲まない人よりも、1日3~4杯飲んでいる人の方が病気で死亡するリスクが低い」ということがわかりました。ご自身が飲んでいるコーヒーの量を、一度振り返ってみてはいかがでしょうか?

コーヒー杯数と死亡リスクの関連性
<研究の詳細>
・国立研究開発法人 国立がん研究センター 予防研究グループが実施
・平成2年と平成5年に日本国内の地域11箇所の保健所管内に住んでいた方で、がんや循環器疾患(心臓、血管、リンパ管などの病気)になっていない40~69歳の男女約9万人を対象に、平成23年まで追跡調査した
・コーヒーを摂取量と死亡リスクの関連性などを調査した
・研究開始時の質問回答を元に、コーヒーをほとんど飲まない、1日1杯未満、毎日1~2杯、毎日3~4杯、毎日5杯以上飲むという5つのグループに分けて、死亡率を比較した

コーヒーには血圧を下げる効果もある

コーヒーには、カフェインなどの交感神経刺激物質が含まれているため、一過性に血圧は上がります。しかし、これは一過性でありすぐに耐性ができるため、習慣的に飲んでいる人には、カフェインによって血圧が上がることはありません。

さらに、コーヒー豆に含まれるポリフェノールの1つであるクロロゲン酸には、血管拡張作用があり、血圧を下げる効果があると報告されています。
ある研究では、コーヒーを日常的に飲んでいる方の方が高血圧の割合が少ないという報告もあるのです。

1日3~4杯であればカフェインの過剰摂取にはならないのか


「1日3~4杯のコーヒーを飲んで、カフェインの過剰摂取にならないのか」と、心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

カフェインの1日あたりの摂取許容量(一生摂取を続けたとしても、健康に悪影響が生じないと推定される摂取量)は、日本においても、国際的にも定められていないのです。
その理由には、カフェインによる健康への影響は、個人差が大きいことなどがあります。

ただし、WHO(世界保健機構)は、カフェインの影響を強く受ける妊婦に対して、コーヒーを1日3~4杯までにすることを呼びかけています。
このことからも、健康な成人が1日あたりコーヒーを3~4杯飲むことで、カフェインの過剰摂取になる可能性は限りなく低いといえるでしょう。
医師に高血圧の相談をしませんか?高血圧のお悩みを募集しています

まとめ

国内外における現状の報告を考慮すると、コーヒーを日常的に飲むことで、血圧を下げる効果があり、死亡率を下げる可能性が高いと考えられます。ただし、コーヒーの飲みすぎは、カフェインの過剰摂取にもつながるので、1日3−4杯程度が好ましいのではないかと考えます。

参考

この記事の情報の信憑性について

オンラインクリニックでは、医療従事経験者による記事編集、専任の監修医を設けることにより信頼性のある情報提供を心がけておりますが(詳細は「運営方針」をご確認ください)、ユーザーの方ご自身、またはご家族の具体的な医療上の問題を解決する必要がある場合には、医療機関へ相談されるか、または受診をするようにしてください(詳細は「利用規約」をご確認ください)。

記事についてのお問い合わせ