お酢を飲むと高血圧は改善するのか|酢の体への効果を医学的に解説します

お酢は、日本食に用いられる身近な調味料の一つです。健康に良いというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。実際に、お酢には血圧を下げる効果も期待されています。ここでは、お酢を飲むことで高血圧が改善するのかを解説していきます。

Okada
岡田 里佳 医師監修
TMクリニック院長、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医、日本内科学会認定 認定内科医、日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医

目次

  1. 01酢を飲むと高血圧は改善するのか
  2. 02お酢を飲む際のポイント
  3. 03まとめ

酢を飲むと高血圧は改善するのか

ここがポイント!

  • お酢を毎日15ml程度摂取することで血圧を下げる効果が期待される
  • 内臓脂肪の減少や食後血糖値の上昇を抑える効果が認められたとの報告もある


お酢は、酢酸を主成分とする有機酸の一つです。
日本食では身近な調味料の一つであり、日頃から摂取している方も多いのではないでしょうか。ここでは、お酢には血圧を下げる効果があるのかについて解説していきます。

毎日大さじ1杯のお酢を飲むと血圧が下がる

ミツカングループの中央研究所は、第三者機関に委託研究をし、お酢の血圧改善効果を調べました。
研究の方法として、高血圧の軽症および中等症と診断されている36~65歳の男女57名を対象に「お酢を15ml混ぜた飲料を飲むグループ」「お酢を30ml混ぜた飲料を飲むグループ」「お酢を含んでいない飲料を飲むグループ(お酢の代わりに乳酸をまぜてあるもの)」の3つにわけて、8週間毎日摂取してもらい、血圧の変化を比較しました。

結果として、お酢を摂取しているグループは、お酢を摂取していないグループに比べて、11~15mmHg程度の血圧が低下しました。このことから、お酢には血圧を低下させる効果が認められました。しかし、お酢の摂取をやめると、血圧は元の状態に戻ったため、血圧を改善するには継続した摂取が重要と考えられます。

肥満や糖尿病予防への効果も期待されている

ミツカングループは、先ほどの研究の他にもお酢の効果について「内臓脂肪の減少」や「血糖値の上昇を抑える」なども期待できると発表しています。実際に、白米を食べる際にお酢を含む飲料をとった人とお酢を含まない飲料をとった人で、食後の血糖値の上昇率を比較したところ、お酢を摂取している人はそうでない人に比べて、血糖値の上昇が緩やかであったと報告されています。これらの研究結果については、株式会社 Mizkan Holdingsの公式ホームページに記載されてありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考

あなたに合わせた生活・食事指導で高血圧改善

お酢を飲む際のポイント

ここがポイント!

  • お酢は毎日飲み続けることが重要である
  • 納豆や牛乳など毎日摂取する食品に混ぜることもおすすめ
  • お酢を含む飲料も複数の企業から販売されているので上手に活用していこう

お酢には血圧を下げる効果が期待されますが、前の章で解説したように、毎日摂取することが重要です。例えば、お酢を納豆に混ぜて食べる「酢納豆」やお酢を牛乳に混ぜる「酢牛乳」など、毎日摂取する食品に混ぜることで、継続しやすいのではないでしょうか。また、お酢を含む飲料は複数の企業から販売されていますので、そうした健康食品を活用することも良いかもしれません。
ただし、お酢の摂取が高血圧の改善に直接効果があるわけではありません。あくまでも高血圧治療の手助けとして考える事が重要です。血圧改善には、食事療法、運動療法、薬物療法などを医師の指示のもと、しっかりと継続していくことが最も重要なのです。

まとめ

お酢は、継続的に摂取することで軽症・中等症の高血圧の方に対する血圧改善の効果が認められたの報告があります。血圧が高めの方は、毎日の生活にお酢を取り入れてみてはいかがでしょうか。ただし、あくまでも健康食品として摂取することが重要です。血圧が高い方は医療機関を受診し、医師による治療を受けるようにしましょう。

Okada
岡田 里佳 医師
TMクリニック院長、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医、日本内科学会認定 認定内科医、日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医

プロフィール

2008年名古屋市立大学医学部卒業。内科を中心に初期研修を行い、その後皮膚科へ進む。大学病院での勤務を経て、皮膚疾患を合併しやすいアレルギー・膠原病診療を経験するため、約3年間内科医として勤務。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本内科学会認定内科医、日本リウマチ学会認定リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医を取得。2017年11月、誰にでも最適な医療を提供するためTMクリニック 皮フ科を開設。

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