肥満度のチェック方法とは|肥満度の計算方法、大人と子どもそれぞれの肥満の基準を解説します

肥満度は、身長と体重さえわかれば簡単に計算することができます。
自分の肥満度を知ることで生活習慣の改善が必要なのかを判断することもできます。肥満は、様々な生活習慣病の原因となります。ここでは、肥満度の求め方や基準について紹介しますので、一度調べてみてはいかがでしょうか。

Okada
岡田 里佳 医師監修
TMクリニック院長、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医、日本内科学会認定 認定内科医、日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医

目次

  1. 01子どもは肥満度の基準は違うのか
  2. 02まとめ

肥満度はBMIで計算することが出来る

ここがポイント!

  • 肥満は、脂肪組織に脂肪が過剰に溜まっている状態で、体格指数(BMI)が25以上のことをいう
  • BMIは体重(kg)÷身長(m)×身長(m)で求めることができる

肥満度はBMIで調べることが出来る

肥満は、脂肪組織に脂肪が過剰に溜まっている状態で、体格指数(BMI)が25以上のことをいいます。厚生労働省による平成28年「国民健康・栄養調査」で、国内の肥満者の割合が発表されています。調査の結果、男性31.3% 、女性20.6%が肥満体型であることがわかりました。

やせ型の女性が増加している

肥満も体に悪い影響を与えますが、痩せすぎも貧血、低血圧、免疫力の低下、月経異常、肌荒れ、骨粗鬆症などの要因になることが明らかになっています。今回の調査でやせ型の割合は男性4.4%、女性11.6%であり、さらに20代の女性では20.7%と、5人に1人はやせ型であることがわかったのです。女性のやせ型は、ここ10年で増加傾向にあります。

BMIで肥満度を計算してみよう

肥満度は、体格指数(BMI)で求めることができます。
ここでは、BMIの計算方法と肥満度について解説します。

<BMIの計算方法>
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で求めることが出来ます。

この計算方法で求められて数値によって、肥満体型かどうかを確かめることができるのです。ちなみに、「BMI=22」は標準体重といって、最も病気になりにくい体型とされています。皆さんも自分の体型について一度計算してみてはいかがでしょうか。

BMIの基準値は、下の表のように分けられています。

<BMIの基準値>
BMIの基準 判定
18,5未満 やせ
18,5~24,9 ふつう
25,0~29,9 肥満度1
30,0~34,9 肥満度2
35,0~39,9 肥満度3
40,0~ 肥満度4

いかがでしたでしょうか。肥満に該当した方は、生活習慣病を予防するためにも、食事や運動など生活習慣を改善し、減量を始めましょう。

参考

平成28年国民健康・栄養調査結果の概要|厚生労働省(pdf資料)
肥満症診療ガイドライン2016|日本肥満学会

高血圧症発症チェック

子どもは肥満度の基準は違うのか

ここがポイント!

  • 子どもの肥満度は、BMIの標準体重に対して、どのくらい実測体重が上回っているかで求められる
  • 子どもの肥満度の計算方法は肥満度=(実測体重-標準体重) / 標準体重×100 (%)である
  • 乳児には肥満度の基準はなく、二次性肥満以外は経過観察で良いとされている
  • 思春期以降では、大人の肥満へ移行しやすく、早い段階での肥満の改善が重要

前の章では、肥満度の求め方について解説してきました。しかし、子どもは成長過程であるため、別の基準が設けられています。ここでは、子どもの肥満度の基準について解説します。

子どもの肥満度の評価方法とは

子どもの肥満度は、BMIの標準体重に対して、どのくらい実測体重が上回っているかで表されます。

<子どもの肥満度の求め方>
肥満度=(実測体重-標準体重) / 標準体重×100 (%)

<子どもの肥満度の基準>
・幼児
肥満度15%以上:太り気味
肥満度20%以上:やや太りすぎ
肥満度30%以上:太りすぎ

・学童
肥満度20%以上:軽度肥満
肥満度30%以上:中等度肥満
肥満度50%以上:高度肥満

乳児の場合には適用されない

子どもの肥満度の求め方を紹介しましたが、これは乳児には適用されません。乳児は、他の病気が原因で発症する二次性肥満以外は、経過観察で良いとされています。不安や疑問点があれば、かかりつけ医に相談すると良いでしょう。

小児期の肥満治療は重要である

現代は、ライフスタイルの変化により肥満体型の子どもが多くなっています。食事の欧米化、お菓子やジュースの摂取量の増加、運動量の低下など様々な要因が交わっています。肥満は、高血圧、2型糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の原因となります。それは、大人だけでなく子どもでも同じです。また、肥満により体が重くなると膝や腰にも大きな負担がかかります。
思春期になると大人の肥満へと移行しやすく、小児期での肥満体型の解消が重要であると考えられています。実際に成人肥満への移行率は、幼児期で25%、学童前期で40%、思春期で70~80%とされています。お子さんが肥満体型の方は、健康のためにも早い段階から子どもの生活習慣を見直すようにしましょう。

参考

肥満|日本小児内分泌学会

まとめ

肥満度は、体格指数(BMI)で求めることができることを説明しました。太っているのか心配な方は、自分の身長と体重から計算してみましょう。BMI=22は、標準体重といい最も病気になりにくいとされています。肥満体型だった方は、標準体重を目指して減量すると良いでしょう。
Okada
岡田 里佳 医師
TMクリニック院長、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医、日本内科学会認定 認定内科医、日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医

プロフィール

2008年名古屋市立大学医学部卒業。内科を中心に初期研修を行い、その後皮膚科へ進む。大学病院での勤務を経て、皮膚疾患を合併しやすいアレルギー・膠原病診療を経験するため、約3年間内科医として勤務。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本内科学会認定内科医、日本リウマチ学会認定リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医を取得。2017年11月、誰にでも最適な医療を提供するためTMクリニック 皮フ科を開設。

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