エイズ(AIDS)・HIVについて|HIVの感染経路や発症するまでの期間から治療法までを解説

エイズ(AIDS)とは、HIVという名前のウイルスに感染したことにより、長い期間をかけて体の防御機能である「免疫能」が破壊され、健康な人では感染しないような弱い細菌やウイルスにかかるようになってしまう病気です。残念ながら、現代の医学では、一度HIVに感染するとウイルスを体から全て取り除くことはできません。一方で、体内でウイルスが増えないようにする薬を用いて、できる限りエイズの発症を遅らせることは可能です
ここでは、エイズと発症の原因であるHIVウイルスについて解説していきます。

Okada
岡田 里佳 医師監修
TMクリニック院長、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医、日本内科学会認定 認定内科医、日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医

目次

  1. 01エイズとは
  2. 02エイズの病原体「HIV」とは何か
  3. 03HIV感染をしてから発症するまでの期間とは
  4. 04HIV感染は早期治療が重要である
  5. 05HIVの検査を受ける方法
  6. 06まとめ

エイズとは

ここがポイント!

  • エイズは「後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome, AIDS)」という病名の略称
  • 「HIV(ヒト免疫不全ウイルス)」の感染によって発症する
  • HIVの主な感染経路は「性的感染」「血液感染」「母子感染」の3つである

HIVウイルスの感染が原因で発症

エイズは「後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome, AIDS)」という病名の略称です。「HIV(ヒト免疫不全ウイルス)」の感染によって発症します。日本国内では、2016年時点でHIV感染者18,920名、AIDS患者8,523名で、2万7千人を超えています。アフリカ、ロシア、アジア、中南米の一部で増加しており、日本も増加傾向ある国の一つです。
参考:平成28(2016)年エイズ発生動向-概要ー厚生労働省エイズ動向委員会

HIVウイルスの主な感染経路

HIVウイルスは、血液、精液、膣分泌液、母乳などを介して感染します。そのため、風邪やインフルエンザのように咳やくしゃみなどで感染することはありません。HIVの主な感染経路は「性的感染」「血液感染」「母子感染」の3つに分けられます。
「性的感染」が最も多く、膣や肛門などの粘膜にウイルスが含まれている精液や膣分泌液が触れることで感染します。「血液感染」では、注射器による覚せい剤の回し打ちや医療現場での針刺し事故などがあります。「母子感染」では、妊娠中、出産時、母乳を介した感染があります。しかし、最近では母子感染の予防対策が発展しており、母子感染は1%以下まで減少しています。HIVに感染したからといって、妊娠や出産が出来ないわけではないのです。しかし、パートナーや医師と十分に話し合い、納得したうえで方針を決めていく必要はあります。

HIV感染を予防する方法とは

HIV感染を防ぐためには、性行為におけるコンドームの使用が広く呼びかけられています。コンドームの使用は、望まない妊娠を防いだり、その他の性感染症の感染防止にも繋がったりします。また、口の粘膜からも感染する場合があるので、オーラルセックスを行う際も必ずコンドームを使うようにしましょう。

参考

AIDS(後天性免疫不全症候群)とは|NIID 国立感染症研究所
エイズに関するQ&A |東京都福祉保健局
API-Net エイズ予防情報ネット
東京都感染症情報センター
HIV感染者の妊娠と出産|AIDS/HIV総合治療センター 国立病院機構九州医療センター

エイズの病原体「HIV」とは何か

ここがポイント!

  • HIVは「ヒト免疫不全ウイルス」
  • HIVは体を外敵から守っている免疫系の細胞に感染し、壊してしまう
  • HIVにより免疫系の細胞が次々と壊されると、免疫力が低下する(抵抗力が弱くなる)

ここでは、エイズの病原体「HIV」について、詳しく説明します。

そもそもウイルスとは

病気の原因となる「微生物」には、「ウイルス」や「細菌」などの種類が挙げられます。
細菌は、「微生物」の文字が表すとおり、非常に小さな生物です。糖などの栄養と水があり、適切な環境でさえあれば、自分自身で増殖できます。
しかし、ウイルスには自分自身で増殖する能力がありません。宿主となる他の生物の細胞の中で、細胞の助けを借りなくては増殖できないのです。自分の細胞の中でウイルスが増え、細胞が次々と殺されていくと、感染した生物は、耐え切れずにいつかは死亡します。ウイルスが生物と共倒れにならず生き残っていくためには、次から次へ他の個体へ感染を広げる必要があります。人間などの生物にとっては迷惑な話ですが、感染を広げることは、ウイルスにとっては大事な仕組みだというわけです。

HIVもウイルスの1種

HIVは人間の細胞の中でも、主に体を守る仕組みである、免疫系の司令塔のT細胞に感染します。「T細胞に感染して増殖→T細胞を破壊→次のT細胞に感染して増殖→…」を繰り返します。ここで大事なのは、「感染後すぐに全てのT細胞が破壊されるわけではない」という点です。T細胞はHIVの感染と破壊で、徐々に減っていくのです。T細胞が減っていき免疫系の司令塔を失った体は、やがて免疫不全の状態になってしまいます。

免疫には体液性免疫と細胞性免疫の2種類がある

人間の免疫の仕組みは、大きく「体液性免疫」と「細胞性免疫」に分けられます。
体液性免疫とは
体液性免疫は、細菌やウイルスなどの外敵(抗原)を破壊するために、「B細胞」と呼ばれる免疫細胞が活躍する免疫です。B細胞は、外敵を倒すための武器となる「抗体」と呼ばれるタンパク質を作り、これを放出して攻撃します。B細胞は、自ら外敵を見つけ出す場合もありますが、他の複数の種類の免疫細胞から「この病原体を退治せよ」と教えてもらい、外敵を判断する場合もあります。教えてくれる免疫細胞の1つに「ヘルパーT細胞(CD4T細胞)」があります。
細胞性免疫とは
細胞性免疫とは、ウイルスに感染した細胞やがん細胞などを、免疫細胞が直接攻撃して破壊する免疫です。ウイルスに感染した細胞やがん細胞などの多くは、抗体(体液性免疫)で破壊することが難しい状態になっています。そこで、敵の細胞に穴を開けて破壊する「細胞障害性T細胞(キラーT細胞)」、敵の細胞を食べて破壊する「マクロファージ」など、さまざまな種類の免疫細胞が直接攻撃に向かいます。また、「ヘルパーT細胞(CD4T細胞)」は、攻撃の手助けを行います。

HIVの話に戻りましょう。HIVは、主に、「ヘルパーT細胞(CD4T細胞)」に感染し、破壊していきます。ヘルパーT細胞は、体液性免疫と細胞性免疫の両方で重要な役割を担っているので、少なくなってしまうと深刻な免疫不全になってしまうというわけなのです。

参考

全国HIV/エイズ検査・相談窓口情報サイト
標準免疫学第3版|谷口克|医学書院

HIV感染をしてから発症するまでの期間とは


HIVウイルスに感染してしまった場合、必ずエイズを発症してしまうのでしょうか。ここでは、HIV感染からエイズを発症するまでの期間や初期症状について解説します。

エイズを発症するまでの期間

HIVに感染しても、すぐにエイズを発病するわけではありません。
HIV感染は、「急性感染期→無症候性感染期→エイズ期」という経過をたどります。

それぞれの経過には、どのくらい時間がかかるのでしょうか。「急性感染期」は感染後2~4週間です。インフルエンザのような症状が出ることもあるようですが、多くの場合はごく軽いかほとんど無症状です。HIVに感染しても、本人が気付くことなく急性感染期が終わることもあるほどです。

「無症候性感染期」はもっとも長く、5~10年と言われています。ほとんどは無症状ですが、帯状疱疹やカンジタ症など、免疫力が低下しているときにかかりやすい病気に見舞われることもあるようです。症状がなくても体の中ではHIVによるT細胞の破壊が徐々に進んでいます。そして、ある程度まで破壊が進行すると、エイズ発病となります。

エイズの診断基準とは

HIVは、治療を受けなければ免疫は低下し、通常であれば感染しない細菌やウイルスにより様々な病気を発症します。厚生労働省は、HIV感染症の方で「指標疾患」という免疫力の低下が原因で発症すると考えられる病気のうち1つ以上が明らかに認められる場合にエイズと診断するとしています。

エイズの指標疾患(Indicator Disease)
A.真菌症
1.カンジダ症(食道、気管、気管支、肺)
2.クリプトコッカス症(肺以外)
3.コクシジオイデス症
(1)全身に播種したもの
(2)肺、頚部、肺門リンパ節以外の部位に起こったもの
4.ヒストプラズマ症
(1)全身に播種したもの
(2)肺、頚部、肺門リンパ節以外の部位に起こったもの
5.ニューモシスティス肺炎
(注)P. cariniiの分類名がP. jiroveciに変更になった

B.原虫症
6.トキソプラズマ脳症(生後1か月以後)
7.クリプトスポリジウム症(1か月以上続く下痢を伴ったもの)
8.イソスポラ症(1か月以上続く下痢を伴ったもの)

C.細菌感染症
9.化膿性細菌感染症(13歳未満で、ヘモフィルス、連鎖球菌等の化膿性細菌により以下のいずれかが2年以内に、2つ以上多発あるいは繰り返して起こったもの)
(1)敗血症
(2)肺炎
(3)髄膜炎
(4)骨関節炎
(5)中耳・皮膚粘膜以外の部位や深在臓器の膿瘍
10.サルモネラ菌血症(再発を繰り返すもので、チフス菌によるものを除く)
11.活動性結核(肺結核又は肺外結核)(※)
12.非結核性抗酸菌症
(1)全身に播種したもの
(2)肺、皮膚、頚部、肺門リンパ節以外の部位に起こったもの

D.ウイルス感染症
13.サイトメガロウイルス感染症(生後1か月以後で、肝、脾、リンパ節以外)
14.単純ヘルペスウイルス感染症
(1)1か月以上持続する粘膜、皮膚の潰瘍を呈するもの
(2)生後1か月以後で気管支炎、肺炎、食道炎を併発するもの
15.進行性多巣性白質脳症

E.腫瘍
16.カポジ肉腫
17.原発性脳リンパ腫
18.非ホジキンリンパ腫
19.浸潤性子宮頚癌(※)
F.その他
20.反復性肺炎
21.リンパ性間質性肺炎/肺リンパ過形成:LIP/PLH complex(13歳未満)
22.HIV脳症(認知症又は亜急性脳炎)
23.HIV消耗性症候群(全身衰弱又はスリム病)
(※)C11活動性結核のうち肺結核及びE19浸潤性子宮頚癌については、HIVによる免疫不全を示唆する所見がみられる者に限る。

参考

後天性免疫不全症候群 | 厚生労働省

HIV感染は早期治療が重要である

ここがポイント!

  • HIV感染の治療は、HIVウイルスの増殖を抑える薬を継続的に飲むことである
  • 早期に感染を発見し、免疫機能が低下する前に治療を開始することが重要

HIV感染は早期に治療を開始することが重要

HIV感染の治療方針は、とにかく「早期に感染を発見し、できるだけ T細胞を壊されないようにする」です。HIV感染で破壊されるのは、主にヘルパーT細胞(CD4T細胞)です。そのため、感染者の免疫力がどの程度保たれているのかの指標として、「ヘルパーT細胞の数」が定期的に調べられます。健康な人のヘルパーT細胞の数は500~1,000/μL(マイクロリットル)ですが、HIV感染者はHIV感染が進行するにつれてヘルパーT細胞の数は減っていきます。ヘルパーT細胞の数が200/μL未満になると、通常では感染しない病気の発症リスクが高まるといわれています。
HIV感染では、できるだけ早期から、ヘルパーT細胞の数を減らさないための治療を始めることが重要です。

HIVの治療薬は飲み続けなければならないのか

飲み薬での治療が始まったら、HIVウイルスの数を抑制するために、薬を飲み続ける必要があります。それでは、ヘルパーT細胞の数がどれくらいに減ってしまったら、薬を飲み始めなくてはならないのでしょうか。

2007年に米国ジョンズ・ホプキンス大学のMooreらが行った研究によると「ヘルパーT細胞の数が350/µL未満になる前に飲み薬での治療を開始しないと、明らかに治療の効果が落ちる」という結果が得られました。
一方、2011年に欧州で行われた研究では、ヘルパーT細胞の数が500/μL以上で治療を開始しても、薬を飲んでいるメリットは認められず、ヘルパーT細胞の数が350~499/μLで薬を飲み始めた場合、エイズの発症および死亡のリスクが低下した、と報告されています。

海外の「DHHSガイドライン」「EACSガイドライン」「WHOガイドライン」を参考にして作られた日本の「抗HIV治療ガイドライン2016」では、
・ヘルパーT細胞の数が500/µL以下の場合には治療開始を強く推奨する
・500/µLより多い場合は中等度の推奨をする
・妊婦は500/µLを越えていても治療開始を強く推奨する
と提唱しています。

日本では、ヘルパーT細胞の数が500/µLより多い状態で治療を開始する際には、身体障害者認定が受けられないので注意する必要があります。

海外や日本の研究結果から総合的に判断すると、ヘルパーT細胞の数が500/µLを下回ったら、治療が開始されることが多いようです。

HIV感染の治療薬とは

HIV感染の治療は、「HAART(ハート)療法」という名で知られる、抗HIV薬を3~4種類組み合わせて服用する方法が一般的です。現在、日本では「核酸系逆転写酵素阻害剤」「非核酸系逆転写酵素阻害剤」「プロテアーゼ阻害剤」「インテグラ―ゼ阻害剤」という4種類の効果を持つ薬を組み合わせて使っています。

なぜ薬を複数組み合わせて飲む必要があるのか

HIVの遺伝情報は「RNA」という物質で保たれています。RNAは、遺伝子の突然変異を起こしやすい物質です。そのためHIVウイルスは、体の中で簡単に突然変異を起こします。突然変異を起こし、変化したHIVの中には、今まで効いていた薬が効かないものも出てきます。これを、突然変異による「薬剤耐性獲得」と言います。

複数の作用を持つ薬を併用すると、この「薬剤耐性獲得」を防ぐことができます。もし、飲んでいる最中に薬が効かなくなってきたら、別の薬を選んで使用していきます。こうして、次のヘルパーT細胞に感染するために血中に出てきたHIVウイルス量を、検出限界未満で維持(コントロール)することを目標として治療をしていきます。このように多剤治療薬を飲んでも、HIVウイルスを体の中から根絶させることはできません。薬を飲むのをやめてしまうと、HIVウイルスが再度増殖してしまいます。そのため、治療を始めたら、薬をしっかり飲み続ける必要があるのです。

HIVは早期発見して治療をすれば、致死的な病気ではなくなりました。エイズの発症を予防することができ、健康な人と変わらない年齢まで生きていくことができる場合もあります。HIVに感染した、と診断されたとしても、しっかり治療を行えば、通常の人と変わらない生活が送れます。
エイズが発病してから治療をするのと、感染初期の症状のない時期に治療を始めるのでは、予後が全く違います。「HIV/エイズの治療は、早期発見・継続治療が大切です」これを頭に入れておきましょう。

参考

HIVの検査を受ける方法

ここがポイント!

  • HIV/エイズ検査は保健所で無料・匿名で受けられる
  • 平日夜間や土日でも実施しているので地域の保健所を調べてみよう

HIV検査は保健所で匿名で受けることができる

HIV検査は、保健所で、名前や住所などの個人情報を出さずに無料で受けることができます。
保健所では検査を受ける前に、担当者との面談が行われます。面談では、HIV検査の説明とアンケートが行われます。アンケートは答えたくなければ、答えないという選択もできます。

面談が済むと、採血による「スクリーニング検査」が行われます。
人がHIVに感染すると、体内でHIVウイルスが増殖します。ウイルスと戦うために、体は「体液性免疫」を発動させ、HIVを攻撃するための武器となるタンパク質の「HIV抗体」を作ります。通常は、血液中にHIV抗体があるかどうかを調べる「抗体検査」が行われます。また、HIV抗体とHIV(抗原)を同時に調べる「抗原抗体同時検査」が行われる場合もあります。検査結果が出るまでには、7~10日間程度かかります。即日検査を実施している施設もあり、その場合には、1時間程度で結果が出ます。

感染していないのに陽性になる場合もある

スクリーニング検査では、100人に1人くらいの割合で、HIVに感染していないのに陽性反応が出てしまう場合(偽陽性)があります。そのため、スクリーニング検査で陽性が出た人には、再度検査が行われます。本当に感染しているのかどうかを確認するための検査は、主に「ウエスタンブロット法」という方法で行われます。ウエスタンブロット法では、HIVウイルスが持つ特有のタンパク質を調べます。このタンパク質が見つかればHIVにかかっているという判定になります。
実は、献血をするときも、HIV感染の有無が検査されています。しかし、検査のために献血が行われることを防止するため、検査結果は本人には知らされません。検査は保健所で受けるようにしましょう。

感染原因を追求されることはない

HIVの感染経路はデリケートな事情に関連する場合も多くあります。
例えば、違法薬物使用時に注射器の回し打ちによって感染した場合や、不特定多数との性行為などは話しにくいですよね。保健所で検査をしてHIV陽性の判定が出たとしても、その原因について深く追求されたり、警察に通報されたりすることは、基本的にはありません※。感染の心配があった場合には、ぜひ自分自身の命のために保健所で検査を受けてください。

※麻薬・大麻またはアヘン中毒の場合は、中毒であることを知った医師には、報告をする義務があります。しかし、公務員には、刑事訴訟法239条2項(職務を行うことにより犯罪があると思料するときは告発しなければならない)により告発義務があるとされています。

HIV検査を受けたい方へ

保健所でのHIV検査の実施状況は、地域によって異なります。
検査を受けたいけれど、どこで受けたらよいか分からないという場合は、
「HIV検査相談マップ~全国HIV/エイズ検査・相談窓口情報サイト」
こちらのホームページを参考に、ご自分の地域を調べてみると良いでしょう。
土日・夜間でも検査可能な地域も増えてきています。結果が出るまでに、7~10日間程度かかる通常検査の他に、結果が陰性(感染なし)であればその日のうちに分かる即日検査も実施されています。感染しているかもしれないと不安な場合は、とにかく保健所を訪れてみましょう。陰性であれば安心できますし、陽性であっても早期に治療を開始することができます。HIVでは早期に治療を始めることがとても大切です。

陰性でも不安な場合はもう一度検査を受けよう

HIVは体内で非常にゆっくりと増殖して行きます。HIVの検査は体内にウイルスがあるかどうかを調べるものです。感染後1週間から1カ月間は、ウイルスが微量なため、感染していても「感染していない」という結果になる場合があります。不安な場合には、陰性の結果が出たとしても、念のために期間を置いてから再度検査してみた方が良いかもしれません。

まとめ

エイズは、治療法が確立されておらず命に関わる重大な病気です。しかし、最近では様々な抗HIV薬も開発されており、HIV感染を早期に発見することができれば、エイズの発症を防ぐことが可能になっています。また、HIVの検査は保健所で無料・匿名で受けることが可能ですので、少しでも不安な方は検査を受けるようにしましょう。そして、何よりもまずは感染しないように性行為を行う際にはコンドームの使用を心掛けることが重要です
Okada
岡田 里佳 医師
TMクリニック院長、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医、日本内科学会認定 認定内科医、日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医

プロフィール

2008年名古屋市立大学医学部卒業。内科を中心に初期研修を行い、その後皮膚科へ進む。大学病院での勤務を経て、皮膚疾患を合併しやすいアレルギー・膠原病診療を経験するため、約3年間内科医として勤務。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本内科学会認定内科医、日本リウマチ学会認定リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医を取得。2017年11月、誰にでも最適な医療を提供するためTMクリニック 皮フ科を開設。

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