【薄毛の悩みの解決策とは】人口の中での割合から相談すべき相手先まで徹底解説!

頭頂部の毛が薄くなってきた、生え際が後退してきたなど薄毛に関する悩みを抱えている男性は少なくありません。AGA(男性型脱毛症)は男性だけではなく女性でも発症し、円形脱毛症は年齢や性別に関係なく発症します。よって薄毛の悩みは、男性に限らず女性や子どもでも抱えているケースがあります。ここでは、薄毛の悩みを抱えている人の割合、どこに相談すべきか、解決方法はあるのか、など薄毛の悩みについて紹介していきます。

Okada
岡田 里佳 医師監修
TMクリニック院長、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医、日本内科学会認定 認定内科医、日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医

目次

  1. 01薄毛で悩みを抱えている人の割合
  2. 02女性特有の薄毛の悩み
  3. 03薄毛の悩みはどこに相談するか
  4. 04薄毛の悩み解決法
  5. 05まとめ

薄毛で悩みを抱えている人の割合

ここがポイント!

  • 日本では約3〜4人に1人の成人男性が、薄毛の悩みを抱えていると推定されている
  • 脱毛症は女性や子どもでも発症する場合があり、男性だけの悩みではない

性別の観点から

「頭頂部の薄毛」「生え際の後退」は、AGAの主な症状です。このような薄毛症状の悩みを抱えている方は少なくありません。過去に、20~69歳の日本人男性8,100人を対象として「ヘアケアに関するアンケート調査」が実施されました。調査の結果を日本国内の人口に当てはめて推計したところ、「薄毛を意識している男性は約1260万人」「薄毛を気にしている男性は約800万人」であったとの報告がされています。この結果からも、薄毛の悩みを抱えている男性が多いことが分かります。
また、米国で女性の脱毛症の割合を調べた研究では、約20%に薄毛症状が認められたと報告されています。女性も男性ほどではありませんが、薄毛で悩んでいる人は多いと考えられます。

AGAの原因、症状、治療法などについて詳しくは「【AGA(男性型脱毛症)とは】症状・原因・予防法〜病院・AGA専門外来での検査・診断・治療そして気になる費用までを解説」をご参照下さい。

年齢の観点から

薄毛は大人だけの悩みではありません。先ほど紹介した「AGA」は思春期以降に発症するため子どもでは見られませんが、「円形脱毛症」は年齢や性別に関係なく発症します。また、原因が明らかになっていないため効果的な治療法も確立されていません。そのため、子どもであっても脱毛症を発症し、長期の治療を必要とする場合があります。このことを念頭に置き、症状が見られた場合には病院の皮膚科やかかりつけの小児科医などに相談してみましょう。

子どもの円形脱毛症の原因、症状、治療法、対策などについて詳しくは「【子どもが円形脱毛症になったら】病院は小児科と皮膚科のどちらへ連れていくべきか~特徴や治療法、親が気をつけるべきポイントなど」をご参照下さい。

また、生まれつき髪の毛が少ない子もいます。生まれつきの場合には、「先天性乏毛症」や「先天性無毛症」と言われ、専門的な診断や治療を要する可能性もあり、小児専門の医療機関への受診が推奨されます。


参考


脱毛症診断チェック

女性特有の薄毛の悩み

ここがポイント!

  • 女性の薄毛は「頭頂部の髪の毛が広範囲に薄くなる」という特徴があり、髪の毛のボリュームが減ってしまう
  • 部分カツラの使用やヘアスタイルなどの工夫で薄毛をカバーして、精神的負担を減らすことも重要

女性が発症するAGAは別名「FAGA(女性男性型脱毛症)」と言われます。女性の場合は「頭頂部の髪の毛が広範囲に薄くなる」という特徴があります。そのため、全体的に髪の毛のボリュームが減ってしまうケースもあります。また、「円形脱毛症」も年齢や性別に関係なく発症する脱毛症なので、女性も発症する可能性は十分にあります。

脱毛症は外見が変容するため、ボディイメージが崩れて精神的にストレスを抱えてしまう方もいます。医療機関を受診して脱毛症に対する治療を受けることはもちろんですが、部分用かつらの使用やヘアスタイルの工夫などで薄毛をカバーすることで、少しでも精神的負担を減らすことも検討してみてはいかがでしょうか。

薄毛の悩みはどこに相談するか

ここがポイント!

  • 薄毛は病院の皮膚科や脱毛症専門クリニックなどを受診し、専門の医師に相談する

髪の毛が薄くなってきたと感じた場合、「AGA」や「円形脱毛症」などの脱毛症を発症している可能性があります。また、内分泌異常、栄養障害、皮膚の病気などが原因となって脱毛症状が現れる場合もあります。そのため、まずは病院の皮膚科や脱毛症専門クリニックなどを受診して、医師に相談することをお勧めします。

脱毛原因の性別や年齢における違いや原因不明の抜け毛などについて詳しくは「【抜け毛の原因について】男性と女性や年齢における違い~原因不明の抜け毛や食べ物による影響など」をご参照下さい。

脱毛症診断チェック

薄毛の悩み解決法

ここがポイント!

  • 医療機関でしかできない治療と、自分でできる解決方法がある
  • 医療機関で処方される内服薬には、医学的な効果がある
  • しかし、自分で購入できる市販品には明確な発毛・育毛効果が乏しいものが多く、あくまでも髪の毛の成長をサポートする役割と認識する

薄毛の悩みを解消する方法はあるのでしょうか。
ここでは、薄毛の解決方法について、主にAGAに焦点をあて「医療機関でしかできない治療」と「自分でできる解決法」に分けて解説していきます。

医療機関でしかできない治療

AGAの診療ガイドラインでは、「外用薬(ミノキシジル)」と「内服薬(フィナステリド、デュタステリド)」による治療を推奨しています。「外用薬(ミノキシジル)」は、薬剤師のいる薬局で購入が可能です(通信販売でも薬剤師を介せば可能)。内服薬は医療用医薬品のため、医師の処方が必要であり、医療機関を受診する必要があります。これら推奨されている治療方法で改善が乏しい場合は、自毛植毛やHARG療法などが適応になる場合がありますが、いずれも専門の医療機関を受診し、施術を受ける必要があります。
また、円形脱毛症については自己で診断や治療を行うことはおすすめできません。医療機関を受診し、専門医によって診断を受け、主治医と相談し個々の症状にあった治療を行うことが大切です。

自分でできる解決法

自分で購入できる市販品は、飲み薬であれば「サプリメント」が多く、外用薬はほとんどの商品が「医薬部外品」や「化粧品」に分類されます。どちらも、薄毛に対する発毛・育毛効果が医学的には証明されていません。一部の「サプリメント」、「シャンプー」や「育毛剤」の中には、発毛・育毛効果を期待できるのではないかと研究されている成分を含むものはありますが、現時点では医学的根拠が乏しいと言えます。
自分で購入できる市販品は、あくまでも頭皮や髪の毛の状態を整えて、髪の毛の成長をサポートする役割であることを心得て置く必要があります。市販品とはいえ、髪の毛に害のある成分を含んでいるわけではありませんので、自分の好みにあった商品を日々のヘアケアに取り入れていくと良いかもしれません。

市販の育毛シャンプーの種類、特徴、効果などについて詳しくは「市販の育毛シャンプーの正しい使用方法と効果について|男性用・女性用育毛シャンプーの特徴や価格と効果の関連性などまで解説」をご参照下さい。

まとめ

日本人男性の約3〜4人に1人が、薄毛の悩みを抱えていると推定されています。しかし、脱毛は女性や子どもでも生じる可能性があり、薄毛は男性だけの悩みではありません。また、脱毛症は外見を変容させるため、精神的負担が生じる可能性があります。
薄毛はAGAや円形脱毛症などの脱毛症以外にも、内分泌障害や栄養障害などが原因で生じる場合もあるため、まずは原因を特定することが重要です。髪の毛が薄くなってきたと不安な方は、病院の皮膚科や脱毛症専門クリニックを受診し、一度医師に相談してみてはいかがでしょうか。
サプリメントや医薬部外品などの市販品は、薬局やインターネットで自由に購入することができます。しかし、発毛・育毛効果が医学的に認められている商品は少なく、あくまでも髪の毛の健康をサポートする役割であると理解して使用するようにしましょう。

円形脱毛症・前頭脱毛症などの脱毛症でお悩みの方へ

Okada
岡田 里佳 医師
TMクリニック院長、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医、日本内科学会認定 認定内科医、日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医

プロフィール

2008年名古屋市立大学医学部卒業。内科を中心に初期研修を行い、その後皮膚科へ進む。大学病院での勤務を経て、皮膚疾患を合併しやすいアレルギー・膠原病診療を経験するため、約3年間内科医として勤務。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本内科学会認定内科医、日本リウマチ学会認定リウマチ専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医を取得。2017年11月、誰にでも最適な医療を提供するためTMクリニック 皮フ科を開設。

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